Q 市販のCD音源の音質に近づけるには?
ぽこ
(ぽこ)
2015.12.11 レコーディング ★0.0
自身の楽曲を少しでも市販のCD音源に近づけたいと模索しております。
プロとアマチュアでは同じ環境、機材を使い、
同じ楽曲をミックスをした際にも仕上がりは大きく違ってくると思います。
クオリティを上げるには漠然と
・耳を鍛える(色々な楽曲を聴く、トライ&エラーで経験値を積む)
・レコスタレベルの機材を揃える
等が思い浮かびます。
実際にレコスタに入り修行するというのが一番な気がしますが、
諸事情でそういうわけにもいかないです・・(汗
少しでも市販のCD音源の音質に近づける為のヒントをご教授頂けませんでしょうか?
よろしくお願い致します!
※下記の様な手順でミックスしております。
-----------------------------------------------------------
1_リファレンスを貼る
2_Basicから音量、定位を決める
3_メインの音量、(定位)を決める
4_上モノの音量、定位を決める
5_メインの微調整、MS処理、マスタートラック調整
ヘッドフォン、スピーカーの2パターンにてモニターしています。
-----------------------------------------------------------
2015.12.12
ぽこさん、ご質問ありがとうございます。
なかなかテーマが大きいですね(笑)
市販CDレベルに音質を良くしたいという事ですが、
まず絶対的に一つ前提があります。
漠然としていますが「市販CDの音質」にするためには、
最近はアレンジャーが作って来たパラデータからミックスを行いますので、
そのパラデータの質感に仕上がりが、かなり依存してしまいますので、
正直エンジニアだけの力では無理があります。
という大前提の元。。。
確かに同じ環境で同じ機材を使っても、プロとアマチュアには差が出ると思います。
それは、プロは理由(根拠)があって、機材を都度チョイスしているので、
そこまで見通せているという事であり、より具体的に仕上りのビジョンが出来ているという
そこの「差」かと思います。
これは口で説明出来る事ではなく、ぽこさんのおっしゃる「トライ&エラー」を
繰り返した中で得る「自分なりのコツ」のような事かと思います。
そして、具体的なところでは。。。。
とにかく、モニターの環境を整える事が先決だと思います。
特に下の帯域がしっかりモニター出来る環境が必要かと思います。
具体的にはリファレンスモニターで「キックがコレだけ出ていれば
(こういう聴こえ方であれば)どこでもイイ感じに聴こえる」という所まで、
モニターの環境を整える必要があります。
その上で、リファレンスとなる音源を聴いて、
音質を整えてバランスを取って行きます。
まずメイン(歌モノであれば歌)の音から作って、
それを基準にリズム隊、コード楽器などの音を作って行きます。
(この辺は決め打ち出来ないのでリズム隊を触りつつ歌も触ったり、微調整は最後まで繰り返します)
そして、大事なのは「音像」です。
左右(定位)だけではなく、奥行きをどう演出するか?というのが大事です。
「大きい小さい」ではなく、近いモノは近く、遠いモノは遠く。。。です。
モニターは、ぽこさんのおっしゃる通り、色んなパターンで聴き比べるのがベストです、
音作りはしっかりモニター出来るスピーカーで行い、
音量などのバランスは口径の小さいスピーカーを使うと良いバランスでミックスが行えますよ。
(スタジオによくあるラジカセ的な)
あと、エンジニアによって手法は様々ですがMS処理を行うと必ず音像が崩れるので、
僕は、ほぼ行いませんね。
最後に、、、
色んなやり方があるので「これをやったらOK」みたな神業は存在しません、
なぜならヤリ慣れて来たから2,3時間でミックス出来るか?というと、そんな事は絶対にないのです。
曲も違えば声も違うし、アレンジも違えば編成も違う。。。
前の曲と同じ処理で良い訳がないですよね。
誰も分からないような細かな微調整をコツコツと繰り返して、
その細かな事の集合体がFinalMixです。
お互い、理想の音を目指して頑張りましょう!
なかなかテーマが大きいですね(笑)
市販CDレベルに音質を良くしたいという事ですが、
まず絶対的に一つ前提があります。
漠然としていますが「市販CDの音質」にするためには、
最近はアレンジャーが作って来たパラデータからミックスを行いますので、
そのパラデータの質感に仕上がりが、かなり依存してしまいますので、
正直エンジニアだけの力では無理があります。
という大前提の元。。。
確かに同じ環境で同じ機材を使っても、プロとアマチュアには差が出ると思います。
それは、プロは理由(根拠)があって、機材を都度チョイスしているので、
そこまで見通せているという事であり、より具体的に仕上りのビジョンが出来ているという
そこの「差」かと思います。
これは口で説明出来る事ではなく、ぽこさんのおっしゃる「トライ&エラー」を
繰り返した中で得る「自分なりのコツ」のような事かと思います。
そして、具体的なところでは。。。。
とにかく、モニターの環境を整える事が先決だと思います。
特に下の帯域がしっかりモニター出来る環境が必要かと思います。
具体的にはリファレンスモニターで「キックがコレだけ出ていれば
(こういう聴こえ方であれば)どこでもイイ感じに聴こえる」という所まで、
モニターの環境を整える必要があります。
その上で、リファレンスとなる音源を聴いて、
音質を整えてバランスを取って行きます。
まずメイン(歌モノであれば歌)の音から作って、
それを基準にリズム隊、コード楽器などの音を作って行きます。
(この辺は決め打ち出来ないのでリズム隊を触りつつ歌も触ったり、微調整は最後まで繰り返します)
そして、大事なのは「音像」です。
左右(定位)だけではなく、奥行きをどう演出するか?というのが大事です。
「大きい小さい」ではなく、近いモノは近く、遠いモノは遠く。。。です。
モニターは、ぽこさんのおっしゃる通り、色んなパターンで聴き比べるのがベストです、
音作りはしっかりモニター出来るスピーカーで行い、
音量などのバランスは口径の小さいスピーカーを使うと良いバランスでミックスが行えますよ。
(スタジオによくあるラジカセ的な)
あと、エンジニアによって手法は様々ですがMS処理を行うと必ず音像が崩れるので、
僕は、ほぼ行いませんね。
最後に、、、
色んなやり方があるので「これをやったらOK」みたな神業は存在しません、
なぜならヤリ慣れて来たから2,3時間でミックス出来るか?というと、そんな事は絶対にないのです。
曲も違えば声も違うし、アレンジも違えば編成も違う。。。
前の曲と同じ処理で良い訳がないですよね。
誰も分からないような細かな微調整をコツコツと繰り返して、
その細かな事の集合体がFinalMixです。
お互い、理想の音を目指して頑張りましょう!