Q おいしい周波数の聞き分け方について
いっさー
(いっさー)
2017.10.24 ミキシング ★5.0
雑誌や動画等でプロのエンジニアの方が、ミックスの解説をされる際、
EQを操作するときに、「この楽器は〜hzあたりが美味しい周波数帯だから」とか、
「この歌手の声は〜hzあたりが聞かせ所だから」というくだりをよく拝見します。
確かに、その周波数帯を意識して、周りの楽器との調整等をすると、
その楽器や声がグッと前に出たり、色んな意味で特徴が際立つのですが、
あれはどうやって〜hzと判定しているのだろう?
と以前から不思議に感じています。
同じ種類の楽器でも音色が異なるため、
「ギターは大体〜hzあたりが重要な帯域」とマニュアル化する事も
できないと思いますし、耳で「この楽器の大事な周波数は1200hzだな‥」と
判断されているのでしたら、すごい技術というか、耳だなと思います。
最近はプラグイン(EQ)のプリセットに頼ってしまい、
EQを自分で設定する機会が少なくなってしまいました。
しかし、シンセ音色の場合はプリセットに頼れないため、
やはり自分で聞いて判断して設定する大切さを感じております。
私も耳でちゃんと大事な周波数帯が判断できるようになりたいのですが、
どのようなトレーニング方法がありますでしょうか?
よろしくお願いいたします。
2017.10.24
いっさーさん、ご質問ありがとうございます。
おいしい周波数、、、という事で
確かに色々な解説をYouTubeなどで目にしますね。
僕は拝見した事ないんですが、いっさーさんの見聞きされている、
「この楽器は〜hzあたりが美味しい周波数帯だから」
「この歌手の声は〜hzあたりが聞かせ所だから」
というのには全て「一般的には」という言葉が常に抜いてあると思って、
実戦に活かしていかれたら良いのではないかと思います。
まず、周波数の帯域判定という事ですが、
特に、歌の場合は男性、女性でも違いますし、
環境によっても違います。
生楽器の場合は、楽器によっても違いますし、
機材によっても違いますし、環境によっても違います。
何れにしても、レコーディング、ミックスに際して音を作っていく作業なので、
「作りたい音」のイメージがあって、それに近づけて行くという事を行なっています。
よって、プリセットというのは上記でも記したように、「(一般的な)プリセット」なので、
そのままで運良く使えるケースもあるとは思いますが、基本無理ですよね。
トレーニングという事ですが、作業環境によっては
正しくジャッジ出来ない事もあるのでなかなか難しいですが、
好みな音質、音色、レンジ感、臨場感の楽曲を準備して、
その音に近づけて見て下さい。
ちなみに、おそらく多くのエンジニアも同じだと思いますが、
いつもミックスする時、先ずは、楽曲、アレンジを聴いて、
「こんな感じかな」という市販曲でのイメージを持って、
その(イメージした)曲を聴きます。
(いわゆるリファレンス的な感じです)
何となく、質感、奥行き、バランスを聴いて確認して、
先ずは、それに近づけて行く感じですかね。
当然、同じ曲ではないので、ミックスを進めて行く中で、
その曲に合うように調整していってます。
最後に、僕の判断基準は、歌モノを例にしますが、
(あくまで、ちゃんとアレンジが出来ている前提です)
メインのパート(歌モノだとボーカル)と
主要楽器のドラム、ベースをキチッと作り込みます。
この3パートで音楽として心地イイ感じに作ります。
この3パートの邪魔にならないように、他の楽器の周波数を調整していきます。
参考になればと思います。
おいしい周波数、、、という事で
確かに色々な解説をYouTubeなどで目にしますね。
僕は拝見した事ないんですが、いっさーさんの見聞きされている、
「この楽器は〜hzあたりが美味しい周波数帯だから」
「この歌手の声は〜hzあたりが聞かせ所だから」
というのには全て「一般的には」という言葉が常に抜いてあると思って、
実戦に活かしていかれたら良いのではないかと思います。
まず、周波数の帯域判定という事ですが、
特に、歌の場合は男性、女性でも違いますし、
環境によっても違います。
生楽器の場合は、楽器によっても違いますし、
機材によっても違いますし、環境によっても違います。
何れにしても、レコーディング、ミックスに際して音を作っていく作業なので、
「作りたい音」のイメージがあって、それに近づけて行くという事を行なっています。
よって、プリセットというのは上記でも記したように、「(一般的な)プリセット」なので、
そのままで運良く使えるケースもあるとは思いますが、基本無理ですよね。
トレーニングという事ですが、作業環境によっては
正しくジャッジ出来ない事もあるのでなかなか難しいですが、
好みな音質、音色、レンジ感、臨場感の楽曲を準備して、
その音に近づけて見て下さい。
ちなみに、おそらく多くのエンジニアも同じだと思いますが、
いつもミックスする時、先ずは、楽曲、アレンジを聴いて、
「こんな感じかな」という市販曲でのイメージを持って、
その(イメージした)曲を聴きます。
(いわゆるリファレンス的な感じです)
何となく、質感、奥行き、バランスを聴いて確認して、
先ずは、それに近づけて行く感じですかね。
当然、同じ曲ではないので、ミックスを進めて行く中で、
その曲に合うように調整していってます。
最後に、僕の判断基準は、歌モノを例にしますが、
(あくまで、ちゃんとアレンジが出来ている前提です)
メインのパート(歌モノだとボーカル)と
主要楽器のドラム、ベースをキチッと作り込みます。
この3パートで音楽として心地イイ感じに作ります。
この3パートの邪魔にならないように、他の楽器の周波数を調整していきます。
参考になればと思います。