演歌の仕事ですね。
演歌はなかなか採用が、J-POPに比べて難しいですね。
いわゆる一般的なコンペは殆ど無いのが理由です。
氷川きよしさんの詞曲を書いたときはコンペでしたが、演歌というより、
ポップスというオーダーだったので、コンペでした。
オファーを頂くだけ、恵まれていると思います。
作曲を毎回お断りすると書いてありますが、非常に勿体無いと僕なんかは
思ってしまいます。
僕の場合は、メロディがかける(作曲)なら、ジャンルは関係なく、貪欲に何でも書きたい
と思っています。僕は自分が生粋の職業作家と思っているので。
演歌のメロディは特殊ではありますが、既存の演歌のヒット曲を聴いて、
研究すれば、そんなにポップスと変わらないと思います。
あと、理由に、演歌心がない、と書いてありますが、出すだけ出して、決まればそれで良いと思いますし、
採用されたら、結果、演歌心がある、と認められたことになりますし。
とりあえずトライしてみるのが良いと思います。
それと、
>演歌のオファーを出すクライアントから、ポップスへ繋がっていく期待が持てない
それは決まっても、決まらなくても関係ない気がします。
決まったら、逆に、他のポップスの依頼が来ると思います。
ただ、そのあたりの詳しいバックボーンがわからないので、一般論になりますが。
>これまで、シャンソンやJAZZなど、専門性を持った人がやった方がいいであろう
>ジャンルでも、何とか対応してきましたが、
>演歌だけは気が進まず、お断りしてきました。
これは、ぽこさんの考え、信念であれば、それで良いと思います。
ただ、僕なら、自分の専門を決めずに、いろんなジャンルにトライしていきますね。
気が進まない、という意味が、信念なのか、自信の無さなのか、は判断出来ないですが、
もし、プロの作曲家を目指しているのであれば、そんなジャンルも挑戦した方がいいと思います。
採用されたら、嬉しいし、採用されなければ、何か理由があるのだから、それを突き詰め、次に繋がるように
したら良いと思います。
もちろん得意分野はあって良いと思いますが。
僕の場合は、来た仕事を断るということは、まずないですね。
特に、ジャンルで断ることはないですね。
制作費で相談することはありますが、それでも結局はやることが殆どですね。
もう、仕事を頂けるだけでありがたいので。
もしあるとすれば、例えば、オーケストラの仕事が来たら、ストリングアレンジは苦手なので、
その部分を、知り合いの得意の人にお任せして、幾らかお支払いする、というのは
ありますね。ただ出来るだけ自分でやろうとします。人に任すとその分、自分に入るお金が減るわけですから。
是非是非、自分のできる範囲を決めずに、いろんなジャンルにトライしていってください。
それによって作曲やアレンジのスキルの幅が広がっていくので。