琉球音階(長調の音階の2番目と6番目の音を抜いた音階、つまりハ長調(C majior)では「ド・ミ・ファ・ソ・シ」)を使って作った「琉球的な雰囲気のメロディ」でも、やみくもにダイアトニックコードを付けてしまうと、雰囲気が損なわれる危険性があります。
名曲「アメージング・グレース」でも使われているスコットランド音階(長調の4番目と7番目を抜いた音階)によるメロディも、リズムやコードの付け方によっては中国風や日本風になってしまう事があります。
「琉球風」を色濃く残したいならリフやコードに琉球音階のみを使うのが理想的ではありますが、ポップス的な曲を作る場合には、自ずと琉球音階以外の音を使う必要性が出てくる事も多いと思います。
普通にダイアトニックコードを使いつつも琉球色をあまり損ないたくない場合、手っ取り早い方法としては(あくまで筆者の自己流ですが)「ベースの音になるべく琉球音階の音を多用する」というやり方があります。
どうしてもベースの音に琉球音階以外の音を使いたい場合には、どの程度雰囲気が損なわれるかをしっかり検証して、良い落としどころを見つけましょう。琉球音階や沖縄音楽の要素を取り入れたTHE BOOMの「島唄」等のアレンジを参考にしてみるのも良いと思います。
Q 琉球音階を使った曲のコードについて
いっさー
(いっさー)
2015.04.21 作曲・編曲 ★0.0
僕は独学で作曲や音楽理論を勉強しています。
今読んでる理論の本で音階の話が出てきたので、試しに琉球音階を使って沖縄っぽいメロディを作ってみました。
普段メロディを先に作り、それに対してコードを付けるという順番で作曲しているので、今回も作った琉球音階のメロディにコードを付けてみようと思いました。
そこで疑問に思ったのですが、琉球音階を使ってメロディを作った場合、コードも琉球音階の音だけを使ったコードを使用した方がいいのでしょうか?それとも普通のダイアトニックコード等を使っても沖縄っぽさを損なうことにはならないのでしょうか?
よろしくお願いします。