練習でということであればやはりコピーでしょう。
まずは自分の手持ちフレーズを増やすのが一番です。ボキャブラリーを増やすということです。
その時に注意するべきは「ニュアンス」です。スライドやハンマリングなどのテクニックもですが、
ピッキングの強弱やビブラートのスピードなどに変化をよく観察してフレーズのバリエーションをつけると良いでしょう。
実は、コードトーンを意識して弾くというのは、そのコードとフレーズのマッチングが体感的に身についていないとも言えることで、
コードの流れに慣れてしまえば実はあまり意識しなくても自然とマッチしたフレーズが出てくるものです。
得てしてその音を選ぶかに注目が行きがちなアドリブですが、そのような部分以上に「フレージング」が大事とも言えます。
音のチョイスだけでは魅力的なアドリブにはなりませんし、逆に言えばニュアンスのバリエーションが豊かなギタリストなら
一つのフレーズのバリエーションをタイミングやニュアンスを変えて魅力的に聴かせることもできるので、
是非その辺りにも着目されることをお勧めします。
また、時にアドリブは尺を決めて構成を考えることも重要です。言い換えれば物語をどう作るかということです。
8小節と24小節のソロでは組み立て方に対する考え方が全く異なりますので、そのあたりも意識すると良いでしょう。