コード・テンション講座3〜13系テンションの使い方〜
コードテンション講座 第3回〜13thとb13th〜
講師:小谷野謙一
コードテンション講座の第3回の今回は、
13の付くテンション「13th」と「b13th」の使い方と、
その魅力をご紹介致します。
★エレガントな響きを生み出す13th★
テンション13thとは、
ルートの長13度上の音です。(例えばCの13thはAになります)
ドミナント7のコードをG7で例えると、
コードの構成音はG(ルート)、B(3rd)、D(5th)、F(7th)になり、
テンション13thはEになります。
コードネームの書き方は、
「G7(13)」や、G7のGの斜め右上に小さく13と表記します。
音楽サプリでは便宜上、
「G7(13)」という表記の仕方をします。
※注 G7のコードの中での「E」の音は6thと同じですが、
「6thは7thの代わりに使う音」なので、
7thがあるコード「G7」でEを使いたい場合は、
Eは「13th」の音として扱われます。
13thが加わると、ドミナントのコードは、
エレガントな雰囲気を持った響きに生まれ変わります。
それでは、
マイナー・キーのⅡーⅤーⅠのコード進行で、
その響きの違いを聞き比べてみましょう。
下のサンプル動画では、
Vの部分が普通のドミナント(G7)が前半で、
後半が13thが加わったG7(13)が流れます。
いかがでしょう?
前半の通常のG7は手堅い響きなのに対し、
13thが加わった後半は、少し気取った感じの響きになり、
エレガントな雰囲気が感じられるかと思います。
テンションが加わった時の感じ方は人それぞれなので、
自分なりの感じ方を元に使い分けるのが大切です。
★しっとりした高級感を生むb13th★
テンションb13thとは、
ルートの短13上の音です。(例えばCのb13thはAbになります)
また、b13thはテンションの中でもオルタード・テンションに分類されます。
ドミナント7のコードをG7で例えると、
コードの構成音はG(ルート)、B(3rd)、D(5th)、F(7th)になり、
テンション13thはEbになります。
コードネームの書き方は、
先ほどご紹介した13thと同じで、
13の手前にbを加えた形になります。
b13が加わると、「しっとりとした高級感」をもった響きになります。
この響きは、先ほど紹介した13thを「陽」とすると、
「陰」を感じさせると言えるかも知れません。
このテンションは同時に、マイナー・キーを感じさせる力を持ちます。
しかし、マイナー・キーの中でしか使えない訳ではなく、
メジャー・キーのドミナントでも
スパイスのよう使って魅了的な効果を得ることも出来ます。
今回も、ⅡーⅤーⅠのコード進行で、
その響きの違いを聞き比べてみましょう。
下の動画では、
最初がマイナー・キーでVが普通のドミナントの場合、
次にマイナー・キーでVがb13が加わった場合、
最後がメジャー・キーでb13が加わった場合の3パターンを聞き比べてみましょう。
13thが加わった後半は、少し気取った感じの響きになり、
エレガントな雰囲気が感じられるかと思います。
テンションが加わった時の感じ方は人それぞれなので、
自分なりの感じ方を元に使い分けるのが大切です。
★しっとりした高級感を生むb13th★
テンションb13thとは、
ルートの短13上の音です。(例えばCのb13thはAbになります)
また、b13thはテンションの中でもオルタード・テンションに分類されます。
ドミナント7のコードをG7で例えると、
コードの構成音はG(ルート)、B(3rd)、D(5th)、F(7th)になり、
テンション13thはEbになります。
コードネームの書き方は、
先ほどご紹介した13thと同じで、
13の手前にbを加えた形になります。
b13が加わると、「しっとりとした高級感」をもった響きになります。
この響きは、先ほど紹介した13thを「陽」とすると、
「陰」を感じさせると言えるかも知れません。
このテンションは同時に、マイナー・キーを感じさせる力を持ちます。
しかし、マイナー・キーの中でしか使えない訳ではなく、
メジャー・キーのドミナントでも
スパイスのよう使って魅了的な効果を得ることも出来ます。
今回も、ⅡーⅤーⅠのコード進行で、
その響きの違いを聞き比べてみましょう。
下の動画では、
最初がマイナー・キーでVが普通のドミナントの場合、
次にマイナー・キーでVがb13が加わった場合、
最後がメジャー・キーでb13が加わった場合の3パターンを聞き比べてみましょう。
如何でしょう?
「13th」と「b13th」がそれぞれ他では変えがたい、
独自の魅力を持っていることが分かって頂けたかと思います。
次回(最終回)は、テンションの美味しい組み合わせをご紹介致します。
※今回の音楽サプリは、
コラムの性質上、課題はありませんが、
ご自身で作曲・アレンジした楽器曲のコード進行、
特にテンション部分について、講師から添削が受けられます。
(マスタードの有料会員の方のみ)
対象となる楽曲の尺は8小節分になりますので、
「楽曲の何分何秒〜何分何秒の部分を添削してほしい」
という形でご質問下さい。
投稿は、通常の質問欄からご送付下さい。
b13がマイナー・キーの中で非常に親和性を持って魅力的に響くことを、
感じて頂けたかと思います。
また、メジャー・キーの中で響く「b13th」のしっとりとした艶やかな響きにも、
ぜひ注目して頂きたいと思います。
感じて頂けたかと思います。
また、メジャー・キーの中で響く「b13th」のしっとりとした艶やかな響きにも、
ぜひ注目して頂きたいと思います。
「13th」と「b13th」がそれぞれ他では変えがたい、
独自の魅力を持っていることが分かって頂けたかと思います。
次回(最終回)は、テンションの美味しい組み合わせをご紹介致します。
※今回の音楽サプリは、
コラムの性質上、課題はありませんが、
ご自身で作曲・アレンジした楽器曲のコード進行、
特にテンション部分について、講師から添削が受けられます。
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