プロ直伝!作詞講座18〜どこから書き始める?《前編》〜
プロ直伝!作詞講座 第18回 ”歌詞はどこから書き始める?《前編》”
講師:高瀬愛虹
「歌詞はどこから書き始めればいいのか?」疑問に思ったことがありませんか?
自分なりの書き始め方が決まっていても、
他の人はどうしているのか気になりますよね。
歌詞は、どこから書き始めなければいけないという、
決まりはありません。
自分が書きやすく、実力を発揮しやすいスタイルで書いて大丈夫です。
今回は、「歌詞はどこから書き始めればいいのか?」について、
私が普段気を付けているポイントについてレクチャーをしていきます。
こんな書き方もあるという参考にして頂けたら嬉しいです。
★重要なフレーズから書き始める★
私は、大体最初にサビかタイトルから書いて、
その次にAメロの歌い出しを書くことが多いです。
まとめると大体↓のこんな順番です。
・サビとタイトルを中心に全体の構想を練る
・サビ
・Aメロ
・Bメロ
・2番以降
なぜこの順番かというと、
これまでの作詞講座でお伝えしてきた通り、
サビ、タイトル、その次に歌い出しが、
歌詞の中で記憶に残りやすい部分であったり、
最初に耳に目にしてもらうことが多い重要な部分だからです。
★使いたいフレーズリストを作る★
書き始める前に1番最初にするのは、
どんな歌詞にするのか模索しながら、
まずは言葉数を気にせずに思いつけるだけ、
「こんなフレーズを入れたい」というリストを作ります。
同時にタイトル案も候補を思いつけるだけ用意します。
★サビの構想を考える★
そして、「こんな風に1番を終わりにしたい」
という方向性を(前向きな印象で終わりたいなどを)
改めて考えて、そこに向かって書いていきます。
この1番の終わりの方向性は、
サビから書き始めても最後に残して、
AメロやBメロを先に書いて全体のバランスを見て締める場合もあります。
★タイトルを決めてから作詞する★
「魅力的なタイトルが思いついた!」という場合は、
タイトルから中身を膨らませていくことも多いです。
タイトルを決めてから書き始めた方が、
全体がまとまっていて分かりやすい歌詞が書けます。
歌詞を書いている途中や書き終えた後に、
タイトルを変更することもありますが、
タイトルが決まっていない状態で書き始めることはないです。
★2番以降の書き順★
2番以降は、「2番Aメロから」、「2番のサビから」、
「Dメロから」、「間奏開けの最後のサビから」など、
決まっていません。
1番を書き始める前から、
全体の構想をはっきりと決めている場合と、
何となく決めている場合、
1番を書き終えてから構想を練る場合など様々です。
今回は、私が実践しているどこから歌詞を書き始めて、
どの順番に作詞をしていくか、
基本的なパターンについてお話しました。
次回は、その他に事前に考えておいた方が良いポイントや、
気をつけるべきポイントについてお話していきます。
※今回の音楽サプリは、
課題曲による作詞の課題はありませんが、
ご自身で用意した楽曲に対し、歌詞をつけたものや、
歌詞だけをお送り頂く形でも構いません。
講師の高瀬氏からてんさくを受けられます。
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