新作詞講座①〜初心者のためのポイント〜
プロが教える!新作詞講座 第1回
”初心者が最初に気をつけるべきポイント〜”
講師:高瀬愛虹
”新作詞講座”第1回の今回は、
作詞を始めたものの、
なかなかアドバイスや意見をもらえる機会がない・・
何が大切なのかが分からない・・という、
初心者のかたに、まず最初に気をつけるべきポイント
はどこなのかを紹介します。
ご自身が書いた歌詞が注意ポイントに引っかかっていないか、
ぜひ見直してみてください!
①音数と言葉の数があっていない
音数に対して歌詞が足りていない or 多くなってしまう...
でも、それだと歌詞にしたい事が表現できない...
ぴったりでなくても、このままでも何とかなるよね?
↓
何とかなりません!!
歌えないものは歌詞と呼べません。
1文字くらい合わなくても、
「こんな風にすれば歌える」と自分の中でイメージできたとしても、
自分以外の人に歌詞だけ見てもらうと、
その歌い方は、想像以上に伝わらないものです。
ここ...あっちも...こっちも...
どう歌うのか分からない...を思われては、
内容としては素晴らしかったとしても、
歌詞が書けない人...というイメージを持たれてしまいます。
もし、この歌詞を歌いたいと思ってもらえても、
メロディに合うように書き直しをお願いされることにもなります。
そのため、
メロディにぴったり合わせて作詞ができるようになることを、
1番最初の関門として越えることを目指しましょう!
ぴったり合うまで、
諦めずに、時間をかけて調整してみてください。
逃げずに努力した分だけ、コツやテクニックが自分の中で身につきます。
②途中から歌詞のテーマが変わってしまう
例えば、1番では「まっすぐ前を歩いて行こう!」と
人生観を歌う歌詞だったのに、
2番から突然恋愛ソングになってしまう...
これは極端な例ですが、
書いているうちに、途中で歌詞のテーマが変わってしまうのは
作詞初心者さんのあるあるです。
歌詞を書き始める前にしっかりテーマを決めましょう。
書いているうちにズレてしまった内容は、
別の作品のためのアイディアということで、
バッサリかっとしましょう。
歌詞を書き進める中で、
しっかり客観視をしながら最初のテーマがブレない方向で
膨らませる事がポイントです。
③言いたい事が何かよくわからない
表現としてはキレイな歌詞だけど、
結局何を言いたいのかよくわからない...
これは自分では気づきにくいポイントです。
1フレーズごとの歌詞はキレイだけど、
全体としてはまとまりがなく、
印象に残りにくく、どんな歌詞であったか思い出せない...
そんな歌詞になっていないかチェックしてみてください。
これは、Aメロから歌詞をなんとなく書き始めて、
言葉を埋めるように作詞をしてしまうと陥りやすいです。
どんなことを言いたい歌詞なのか?
テーマは何にするのか?というゴールを書き始める前に
最初に決めましょう。
伝えたい何かのために、それを肉付ける綺麗な表現や描写がある
という事です。
先に目的ではなく、
綺麗な表現や描写が思い浮かんで、
それを歌詞にしたいと思った場合は、
その綺麗な表現や描写は全体を通して、
どんなことを言いたい歌詞にしたら、
映えるのか、を考えてから作詞をするのが良いでしょう。
最後に
作詞ができるということは、
どういうことなのか明確な定義はありませんが、
今回ご紹介したポイント①〜③はまず最初に必ずクリアしてほしい
ポイントです。
この3つが抑えられているだけで、
一目みただけで、しっかり作詞ができている印象になります。
特にプロの作詞家を目指しているかたで、
なかなか結果に結びついていないという方は見直してみてください。
※今回の音楽サプリは課題はありませんが、
ご自身で作詞されたものを講師が添削します。
これまで作詞されなもので、今回の講座の内容を
クリアできているか?是非投稿いただければ、
講師がアドバイスを致します。
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