新作詞講座⑥〜フルサイズの歌詞を書こう!〜
プロが教える!新作詞講座 第6回”フルサイズの歌詞を書こう!〜”
本講座は課題付きです。投稿頂けますと、講師から添削が受けられます。
講師:高瀬愛虹
これまではワンコーラスの課題が多かったのですが、
今回はフルサイズ(フルコーラス)に挑戦して頂きます。
初めてフルコーラスの作詞をする方もいるかもしれません。
本講座をよい機会に挑戦してみてください。
尚、Dメロについて講義するのも今回が初めてになります。
まずは下の課題曲を聴いてみましょう。
構成はAメロ→Bメロ→サビ→Aメロ→Bメロ→サビ→Dメロ→サビとなっています。
言い方は微妙に違うけど、
同じような事をずっと言っている歌詞になっていないか、
気をつけましょう。
例えば、
ずっとあなたの事が好きと言っているだけの歌詞になってませんか?
Aメロで、場面設定をして、Bメロで相手がどんな人か綴って、
サビであなたのことが好きという想いを込めたり、
はたまたAメロで、相手を好きになったきっかけを書き、
Bメロで相手から自分をどう思っているかという不安を書く、
サビでそれでもあなたの事が好きと想いをぶつけるなど、
・サビでテーマを踏まえた上で伝えたい事を書く。
・サビは一番盛り上げる必要があり、AメロとBメロはサビを盛り上げるためにあるもの。
という2点を意識して作詞しましょう。
フルサイズともなると、
途中で筆が止まってしまう事もあるかもしれません。
つまずいた時は、そこまで書いた歌詞をヒントに、
膨らませたり、まだ言っていない事を考えたり、
時間軸を進めて続きを考えたりしましょう。
1番をヒントに2番を考えるのもいいでしょう。
例えば、
1番のBメロが「あなたを思うと切なくなるの」だったとすると、
2番では、「あなたを思うと」の部分は同じにし、
「あなたを思うと勇気が出るの」とする事も出来ますね。
「あなたを思うと」を揃える事で、
歌詞やメロディが覚えやすくなります。
この例では、1番はネガティブですが、
これを経て2番では少し前向きになっていて変化を感じられます。
このBメロを活すために、2番のAメロでは1番と2番のBメロまでを
前向きにつなぐ様にすれば自然になります。
つまり、1番→2番のAメロ(つなぎ役)→2番のBメロという流れです。
このように、1フレーズが思いつけば、
他のフレーズを作るヒントになるのです。
他にも、
・1番と同じところを2番で英語にする、
・同じような韻を踏むなど、
1番を軸に考える事で、全体の統一感も出てオススメです。
楽曲の中の位置づけとして、
Dメロはサビの様に盛り上がる部分でもあるので、
歌詞もサビと同様に盛り上がる様にしましょう。
メロディは盛り上がっているのに、
歌詞は盛り下がっている印象にならない様に気をつけましょう。
当然サビとはメロディも違うので、
歌詞の内容もサビと似た内容にならない様にしたいですね。
この後、最後のサビが待ち構えているので、
最後のサビにうまくバトンを渡す事が大切です。
また、メロディや曲調が、AメロやBメロ、サビと大きく変わっている場合もあります。
最初は静かで、徐々に盛り上がるものが多いです。
楽曲を活かすDメロにする事を心がけましょう。
余談ですが、Dメロのことを大サビという言い方をする事もあります。
これも覚えておきましょう。
とデュオ曲には、ユニゾンパートが存在する曲が多くあります。
ユニゾンパートでは、2人それぞれの視点で、
それぞれが歌ってもおかしくない歌詞を書く必要があります。
世に出ている歌詞を見ると、
最後のサビは1番と同じ歌詞になっていることが多いのに気づくはずです。
これは、繰り返す事でメロディや歌詞の内容が覚えやすくなるからです。
しかし、注意も必要です。
1番、2番と経た中でもう一度1番のサビを繰り返すと、
辻褄が合わなくなる事があります。
その場合は、辻褄が合わない部分だけ変更したり、
また、全体的におかしな事になる場合は、
フックの部分など1番と統一感を出しながらも新しい歌詞を書いてみましょう。
場合によっては、2番を参考にするのもいいかもしれません。
さらに、ワンランク上のテクニックとして、
1番と同じ歌詞を繰り返していても問題なくても、
全部一緒ではなく一部分だけ歌詞を変えるテクニックがあります。
特にサビの最後を変更するパターンが多いです。
ただ、変更するからには、
変更した事によって1番の歌詞より盛り下がるなんて事はないように、
気をつけましょう。
変更した事でグッとなるようにする事が大切ですね。
今回はフルサイズ(フルコーラス)に挑戦して頂きます。
初めてフルコーラスの作詞をする方もいるかもしれません。
本講座をよい機会に挑戦してみてください。
尚、Dメロについて講義するのも今回が初めてになります。
課題曲
まずは下の課題曲を聴いてみましょう。
構成はAメロ→Bメロ→サビ→Aメロ→Bメロ→サビ→Dメロ→サビとなっています。
ずっと同じ事を言ってませんか?
言い方は微妙に違うけど、
同じような事をずっと言っている歌詞になっていないか、
気をつけましょう。
例えば、
ずっとあなたの事が好きと言っているだけの歌詞になってませんか?
Aメロで、場面設定をして、Bメロで相手がどんな人か綴って、
サビであなたのことが好きという想いを込めたり、
はたまたAメロで、相手を好きになったきっかけを書き、
Bメロで相手から自分をどう思っているかという不安を書く、
サビでそれでもあなたの事が好きと想いをぶつけるなど、
・サビでテーマを踏まえた上で伝えたい事を書く。
・サビは一番盛り上げる必要があり、AメロとBメロはサビを盛り上げるためにあるもの。
という2点を意識して作詞しましょう。
フレーズが思いつかない・・ときは?
フルサイズともなると、
途中で筆が止まってしまう事もあるかもしれません。
つまずいた時は、そこまで書いた歌詞をヒントに、
膨らませたり、まだ言っていない事を考えたり、
時間軸を進めて続きを考えたりしましょう。
1番をヒントに2番を考えるのもいいでしょう。
例えば、
1番のBメロが「あなたを思うと切なくなるの」だったとすると、
2番では、「あなたを思うと」の部分は同じにし、
「あなたを思うと勇気が出るの」とする事も出来ますね。
「あなたを思うと」を揃える事で、
歌詞やメロディが覚えやすくなります。
この例では、1番はネガティブですが、
これを経て2番では少し前向きになっていて変化を感じられます。
このBメロを活すために、2番のAメロでは1番と2番のBメロまでを
前向きにつなぐ様にすれば自然になります。
つまり、1番→2番のAメロ(つなぎ役)→2番のBメロという流れです。
このように、1フレーズが思いつけば、
他のフレーズを作るヒントになるのです。
他にも、
・1番と同じところを2番で英語にする、
・同じような韻を踏むなど、
1番を軸に考える事で、全体の統一感も出てオススメです。
Dメロを書く上で大事なこと
楽曲の中の位置づけとして、
Dメロはサビの様に盛り上がる部分でもあるので、
歌詞もサビと同様に盛り上がる様にしましょう。
メロディは盛り上がっているのに、
歌詞は盛り下がっている印象にならない様に気をつけましょう。
当然サビとはメロディも違うので、
歌詞の内容もサビと似た内容にならない様にしたいですね。
この後、最後のサビが待ち構えているので、
最後のサビにうまくバトンを渡す事が大切です。
また、メロディや曲調が、AメロやBメロ、サビと大きく変わっている場合もあります。
最初は静かで、徐々に盛り上がるものが多いです。
楽曲を活かすDメロにする事を心がけましょう。
余談ですが、Dメロのことを大サビという言い方をする事もあります。
これも覚えておきましょう。
とデュオ曲には、ユニゾンパートが存在する曲が多くあります。
ユニゾンパートでは、2人それぞれの視点で、
それぞれが歌ってもおかしくない歌詞を書く必要があります。
最後のサビを書く上で大事な事
世に出ている歌詞を見ると、
最後のサビは1番と同じ歌詞になっていることが多いのに気づくはずです。
これは、繰り返す事でメロディや歌詞の内容が覚えやすくなるからです。
しかし、注意も必要です。
1番、2番と経た中でもう一度1番のサビを繰り返すと、
辻褄が合わなくなる事があります。
その場合は、辻褄が合わない部分だけ変更したり、
また、全体的におかしな事になる場合は、
フックの部分など1番と統一感を出しながらも新しい歌詞を書いてみましょう。
場合によっては、2番を参考にするのもいいかもしれません。
さらに、ワンランク上のテクニックとして、
1番と同じ歌詞を繰り返していても問題なくても、
全部一緒ではなく一部分だけ歌詞を変えるテクニックがあります。
特にサビの最後を変更するパターンが多いです。
ただ、変更するからには、
変更した事によって1番の歌詞より盛り下がるなんて事はないように、
気をつけましょう。
変更した事でグッとなるようにする事が大切ですね。
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